神戸で大衆食堂を営む沖縄出身の夫婦と小学生の娘。そして、その店に集まる人々の暖かい交流と背後に隠された暗い戦争の傷あとを描く。灰谷健次郎の同名の小説の映画化で脚本、監督は「龍の子太郎」の浦山桐郎で、劇映画は「青春の門 自立篇(1977)」以来四年ぶり、撮影は「昭和エロチカ 薔薇の貴婦人」の安藤庄平がそれぞれ担当。