「ウルトラマン」シリーズの田口清隆監督が、俳優ワークショップを舞台にSFホラーの要素を盛り込みながら描いた異色作。実際に行われたワークショップをドキュメンタリー的に追った映像をベースに、「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」の脚本家・吹原幸太によるワークショップ課題映画脚本のSFホラーパートを重ねた二重構造で描く。中学教師の河中は、初めて担任を受け持った生徒たちの卒業式を迎えようとしていた。しかしチャイムが鳴り響いた瞬間、学校中の生徒たちが姿を消してしまう。教頭の青山は銃を乱射し、体育教師の安保は鉄パイプを振り回して教師たちを襲う。やがて用務員の栗橋が今からなすべきことについて説明し始め、河中たちは不条理なゲームへと身を投じていく。