「100万回生きたねこ」で知られる絵本作家・佐野洋子の同名ファンタジー小説を映画化。 5歳の洋子は父との散歩の途中、廃屋になった洋館を見つける。やがて洋館にはおばあさんが引っ越してきて、庭には美しい花が咲き乱れるように。洋子は口うるさいおばあさんを怖いと感じながらも、次第にひかれていく。ジフテリアを患って入院した洋子は、ある夜、ひとりの少女に導かれ、洋館のおばあさんの不思議な記憶の世界を覗く。そこには強情な少女と少年の愛の歴史と、切ない結末があった。数年後、中学生になった洋子は再び洋館を訪れ、おばあさんから全ての真相を聞かされる。 子役の加藤柚凪が主演を務め、洋館のおばあさんを松坂慶子、中学生の洋子を「AKB48」の坂川陽香が演じる。監督は「Alice in Dreamland アリス・イン・ドリームランド」の蜂須賀健太郎。