文化庁委託事業「ndjc(New Directions in Japanese Cinema):若手映画作家育成プロジェクト」で、2022年度に製作された短編4作品のうちの1作。 喫茶店で働く山田芽衣子は大人になりきれず、行き場のない思いを短歌に詠むことでつまらない日常をやり過ごしていた。そんなある日、喫茶店で山田の短歌を目にした環七子はそのポエジーに共鳴し、強引に山田を店から連れ出す。社会に適応しながらも自由を求める山田と、自らの過去に囚われつつも自由に生きる七子は、詩という共通言語を通して変化していく。 山田役に「彼女はひとり」「手」の福永朱梨。初監督作「光の輪郭と踊るダンス」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021「ゆうばりホープ」に選出された岡本昌也がメガホンをとった。