1953年、俳優志望のラリーは大学を卒業すると、母親の反対を押し切り、グリニッチ・ビレッジに移り住む。そこには彼と同様、俳優や画家、作家を目指す若者たちが大勢住んでいた。ラリーは健康食品店で働きながら、演劇教室に通う一方、仲間たちと心を通わせていく。やがてグループのひとりセーラと仲良くなるが、彼女が妊娠してしまい……。主人公と彼の仲間たちの姿を描いた、ほろ苦く切ない青春群像劇。監督ポール・マザースキーの半自伝的な作品でもある。