映像制作チーム「シネマ健康会」の代表を務める松本卓也監督が、メイキング映像と本編映像を同時進行させながら描いた群像劇。 インディペンデント映画界で頭角を現した若手監督の山本は、プロデューサーの天野に見出され、低予算の長編映画「ダイナマイト・ソウル・バンビ」を制作することに。仲間のスタッフやキャストたちとともに意気込む山本は、プロチームとの合同で撮影を開始。その様子を、メイキング映像を任された山本の先輩監督・谷崎のカメラが記録していく。 架空の映画監督・山本役を松本監督が自ら務め、キャストには本物の映画スタッフたちも起用。映画制作の現場を切り取りながら、趣味と仕事の違いについて、そして周囲に翻弄されて自分を見失っていく男の姿を、皮肉を込めて描き出す。