第1次世界大戦後のドイツに設立されて以降、世界中の芸術・建築に影響を与え続けている造形学校「バウハウス」で教壇に立ち、その後アメリカに渡って「ニュー・バウハウス」を設立したラースロー・モハイ＝ナジの素顔に迫ったドキュメンタリー。ハンガリー出身で画家、写真家、美術家として活躍し、後世の視覚造形芸術に多大な影響を与えたラースロー・モホイ＝ナジは、アートにテクノロジーを積極的に取り入れるという構成主義的な姿勢でバウハウスの発展に貢献。その後、アメリカで「ニュー・バウハウス」を創設し、米国のデザイン教育にも足跡を残した。そんな彼の理念や業績、ニュー・バウハウスの展開などについて、最新の研究をもとに明らかにする。バウハウス関連の映像作品を集めた「バウハウス100年映画祭」の追加上映作品として、2020年8月から東京都写真美術館ホールほかで上映。