イギリスのロックが誕生したライブハウス「イーリング・クラブ」を題材にしたドキュメンタリー。 イギリス文化の担い手が若者たちに移行しつつあった1960年代初頭、西ロンドンの小さなライブハウス「イーリング・クラブ」では、ブリティッシュ・ブルース・ロック・シーンが胎動を始めていた。シカゴやミシシッピのブルースに心酔する若者たちが、イギリスのブルース・ロックの父アレクシス・コーナーを慕って同店に集い、その中から「ザ・ローリング・ストーンズ」「クリーム」「マンフレッド・マン」といったバンドが誕生。さらに時代の流れとともに、「ザ・フー」などのモッズバンドやサイケに移行するバンドも輩出する。 映画では「クリーム」のジンジャー・ベイカー、「アニマルズ」のエリック・バードン、「ザ・フー」のピート・タウンゼントら名だたるミュージシャンたちが当時を振り返り、彼らの証言を通して知られざる聖地の軌跡をたどる。