ラストタンゴ・イン・パリ

ラストタンゴ・イン・パリ, 2019

8.2 2019.03.16上映
イタリア・フランス合作 フランス語 プロット 129分
イタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチが1972年に手がけ、公開当時、大きなセンセーションを巻き起こした一作。ベルトルッチの名を世界に広め、同監督のフィルモグラフィーを代表する一作でもあり、アカデミー賞にもノミネートされた。ある冬の日、中年男のポールはアパートの空き室で偶然出会った若い女性ジャンヌを衝動的に犯し、その後、2人は何事もなかったように別れる。ジャンヌには婚約者がいたが、再びポールとアパートで逢瀬を重ねてしまう。そして、やがて2人は悲劇的な結末を迎えることになる。妻が自殺したことで人生に絶望していた中年男ポールをマーロン・ブランド、ジャンヌ役を当時フランスの新進女優だったマリア・シュナイダーが演じた。過激で生々しい性愛描写が世界中で議論を巻き起こし、ベルトルッチの故国イタリアでは上映禁止処分になったほか、アメリカなどでは一部がカットされた。後年、劇中のレイプシーンがシュナイダーの合意なしに撮影されたと明かされ、波紋を広げた。2018年11月にベルトルッチ監督が死去したことを受け、追悼企画として19年3月に4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開。