フランスの巨匠エリック・ロメールによる「四季の物語」シリーズの第3作で、夏のリゾート地を舞台に3人の女の間で揺れ動く青年の恋愛模様をみずみずしくつづった作品。恋人レナとバカンスを過ごすため、海辺のリゾート地ディナールへやって来た大学生ガスパール。後から合流する予定のレナを待つ間、クレープ店でアルバイトするマルゴと親しくなり、デートを重ねていく。さらに、パーティで出会った魅惑的なソレーヌともひかれ合うが……。後に「わたしはロランス」などに出演するメルビル・プポーがナイーブな青年ガスパールを好演し、「海辺のポーリーヌ」以来13年ぶりにロメール監督作に出演するアマンダ・ラングレがマルゴを演じた。