江戸川乱歩の傑作「屋根裏の散歩者」を、「村の写真集」の三原光尋監督が映画化。舞台を現代に、主人公を女性に置き換えて原作に大胆な解釈を加え、乱歩による猟奇的・耽美的な世界を再現する。今は亡き画家・郷田三郎を取材するため、彼が生前に暮らしていた東栄館を訪れた編集者の富岡奈緒子。郷田が好きだったという屋根裏に上った彼女は“散歩者”となり、館の住人たちが繰り広げる惨劇を目撃してしまう……。