「少女邂逅」「ウルフなシッシー」などインディーズ映画界で注目を集めている根矢涼香が自身と同じ役名で主演し、夢を抱きながら不器用に生きる人々が、時にぶつかり、励ましあいながら成長していく姿を描いた青春群像劇。「ソーシャルフィルム」と銘打ち2019年にTwitterで公開された。監督は「MOOSIC LAB 2018」で観客賞と最優秀女優賞を受賞した「書くが、まま」の上村奈帆。映画監督になる夢を抱き、助監督として働く根矢涼香は、自分の作品を1本も作れないまま、いつしか目の前の仕事にも投げやりになっていた。大学時代から思い寄せている啓太には自分の気持ちを伝えられず、同期の活躍ばかりが気になって仕方ない涼香だったが、ある日、慕っている先輩の里美からある告白をされたことをきっかけに、映画監督になることを改めて決意。中途半端な自分にケリをつけるべく立ち上がる。