2012年に「劇団テノヒラサイズ」で上演され、13年にNHKでラジオドラマ化されたオカモト國ヒコの同名戯曲を、ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」の織田ひまり主演で映画化。 大阪で暮らす小豆とその家族は、さまざまな問題を抱えながらも平凡に暮らしていた。ある日、加賀美と名乗る女が、祖母・松子の介護の手伝いにやってくる。鍼灸師だという加賀美のおかげで父・幸男は腰痛が治って再就職も決まり、母の康子も明るさを取り戻して夫婦仲も良くなったかのように見えた。しかし、そんな加賀美を小豆だけが最初から疑っていた。天使のように思えた加賀美が徐々にその正体を見せ始め、一家を次第にむしばんでゆく。 織田が主人公・小豆役を演じるほか、母・康子役を田中美里、加賀役を元・宝塚男役スターの月丘七央がそれぞれ演じる。監督はCMディレクターとして活躍し、本作が長編映画デビューとなる西岡眞博。