「レ・ミゼラブル」で知られる詩人・作家のビクトル・ユーゴーによる幻想小説を、現代の東京と中世ヨーロッパの世界を交えながら描いたダークファンタジー。 現代の東京。高校生カップルの隼人と亜美は、ある日、些細なことでケンカをし、その直後に隼人は交通事故で意識不明になってしまう。憔悴する亜美は、ふと隼人の鞄に入っていたビクトル・ユーゴー著の「美男ペコパンと悪魔」を手に取り、読み始める。ゾンネック城主のペコパンは、狩りの名人の美男子で、ファルケンブルク城主の美しき娘ボールドゥールと婚約する。婚礼を3日後に控えた日、ペコパンは狩りに出かけるが、その狩りの腕前を宮中伯に認められ、それをきっかけに世界中を旅することに。さまざまな怪物が待ち受ける旅を終え、ボールドゥールのもとに帰ってきたペコパンだったが、そんな彼を驚くべき真実が待ち受けていた。 ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンで主人公・越前リョーマ役を演じるなど、舞台・ドラマで活躍する阿久津仁愛がペコパンと青木隼人、アイドルグループ「AKB48」の下尾みうがボールドゥールと太田亜美役を演じ、劇中に登場する2つの世界の人物を1人2役で演じた。監督は「戦国BASARA MOONLIGHT PARTY Remix」の松田圭太。