1927年大西洋無着陸横断飛行に成功したリンドバーグの偉業を、彼の友人でもあったビリー・ワイルダーが映画化。エピソードは自伝に忠実に描かれたため制約が多く、なかでも単独飛行であるがゆえに、当然飛行中のシーンはリンドバーグ独り。それを回想シーンとハエという同乗者をさりげなく盛り込むことで、ワイルダーらしい伝記物に仕上がった。空の英雄を演じたのは、後にアカデミー名誉賞を受賞したジェームズ・スチュアート。