野球系YouTuberとして人気を集める向(むこう)が、ユーチューバーになるまでの実話をもとに描いた青春草野球映画。 経済力もなく仕事も長続きしないが、野球の才能と調子の良い性格でなんとか人生を乗り切ってきた達磨有矢。映画監督を目指しているが、うだつが上がらない映像ディレクターの大谷昇司。ある日、野球が趣味の大谷が監督をしている草野球のチームに、有矢が助っ人として参加してくる。しかし、有矢のせいでチームは解散の危機に陥ってしまう。途方に暮れた大谷だったが、自分の映像制作技術と有矢の目立ちたがりな面をかけ合わせれば面白いものができると考え、有矢と一緒に野球専門のYouTubeチャンネルを開設することを思いつく。失敗を繰り返してばかりの有矢にとっても、それは人生を立て直すための絶好の機会だった。新たな可能性を見いだした2人は、YouTubeに夢をかけるが……。 モデルとなったYouTuberの向がプロデューサーとして参加。監督・脚本は、かつて向と一緒にYouTubeチャンネルを開設した映像ディレクターの坪井昭久。