ダンサー、詩人、人類学者、映画作家などさまざま顔を持つ才女マヤ・デレンのドキュメンタリー。1917年の革命の年にロシアのユダヤ人家庭で生まれたマヤは、5歳でアメリカに渡り、26歳でビジュアル・アート史に残る「午後の網目」を発表して一躍脚光を浴びる。その後、ブードゥー教の研究に傾倒し、ハイチでは芸術の女神と崇められるようになるが、44歳の若さで謎の死を遂げる。数々の神話に包まれたマヤの人生を丁寧に紐解いていく。