静かなる一頁

静かなる一頁, 1994

8.5 1994.10.08上映
ロシア・ドイツ合作 ドイツ人 プロット 77分
ドフトエフスキーの『罪と罰』をはじめとする19世紀ロシア文学の精神世界をモチーフにした世紀末的雰囲気の漂うドラマ。監督・脚本のアレクサンドル・ソクーロフは、70年代後半から劇映画、ドキュメンタリーを多く手がけていながらことごとく検閲にあい、公開を禁止されていた。87年のペレストロイカ以降やっと彼の作品が人の目に触れるようになり現在では国際的にも注目を集めている。作品に「マリア」「孤独な声」『モスクワ・エレジー』「セカンド・サークル」「ロシアン・エレジー」などがある。撮影はアレクサンドル・ブーロフ。音楽にはグスタフ・マーラーやO・ヌッシオなどの曲が使われている。出演は、主人公の青年にアレクサンドル・チェレドニク、少女にエリザヴェータ・コロリョーヴァ、役人にセルゲイ・バルコフスキー。