第2次世界大戦末期のフランス領インドシナを舞台に、傷ついた若きフランス人兵士を通して戦場の生々しい現実を描いた戦争ドラマ。1945年3月。フランス領インドシナに進駐していた日本軍がクーデターを起こし、それまで協力関係にあったフランス軍に一斉攻撃を仕掛けた。駐屯地での殺戮を生き延びた青年兵士ロベールは、兄を殺害したベトナム解放軍の将校ヴォー・ビン・イェンへの復讐を誓い部隊に復帰する。ジャングルでのゲリラとの戦いが苛烈を極める中、ロベールはベトナム人の娼婦マイに惹かれるが、復讐に取り憑かれた彼はもはや後戻りできない。やがて理性を失ったロベールは、さらなるジャングルの奥地へと突き進んでいく。「ハンニバル・ライジング」のギャスパー・ウリエルが主演を務め、名優ジェラール・ドパルデューが共演。「フランス映画祭2018」では「世界の果て」のタイトルで上映。