吉本興業と岡山県玉野市がタッグを組み、競輪と自転車でつながる人間模様を描いた3話からなるオムニバス映画。第1話「美しき競輪」では、52歳にして最高ランクS級選手のひとりとして活躍する現役競輪選手・三宅伸が演技に初挑戦し、新しい時代の流れに不安を抱えながら戦い続けるベテラン選手をリアルに演じた。第2話「渚のバイセコー」はお笑い芸人の尼神インター渚とジミー大西が共演し、浜辺に打ち捨てられていた自転車に魅了された女性漁師と彼女を心配する父を描く。第3話「氷と油」にはお笑いコンビの空気階段とゆりやんレトリィバァが出演し、玉野市育ちの男女と東京から移住してきた女性が織りなす恋の行方を描く。監督は「祖谷物語 おくのひと」の蔦哲一朗。