若松孝二監督がキャリア初期の1969年に手がけた、実験精神あふれるエロティック・ドラマ。とあるマンションの屋上で、ひとりの少女が不良たちにレイプされている。その近くで、真面目そうな青年が何もできずにただ見守っていた。やがて少女は青年に、自分がレイプされるのはこれで2度目だと打ち明ける。そして、自分を殺してくれるよう青年に頼むのだが……。脚本は“出口出”名義で足立正生と小水一男が手がけている。