潜伏するナチ戦犯と、彼に接近して話を聞くうちにおのれの内部に巣食う邪悪さに目覚めていく少年の姿を描いたサスペンス。モダンホラーの巨頭スティーヴン・キングの『ゴールデンボーイ』(邦訳・新潮文庫)の映画化で、監督には「パブリック・アクセス」「ユージュアル・サスペクツ」のブライアン・シンガーがあたった。脚本は監督の学生時代からの親友であるブランドン・ボイスで本作がデビュー作。製作はシンガーと「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のジェーン・ハンシャーとドン・マーフィ。撮影のニュートン・トーマス・シーゲル、音楽・編集のジョン・オットマン、衣裳のルイス・ミンゲンバックは「ユージュアル・サスペクツ」に続く参加。美術は「ブラックアウト」のリチャード・フーヴァー。出演は「17 セブンティーン」のブラッド・レンフロ、「リチャード3世」のイアン・マッケラン、「ポーリー」のブルース・デイヴィソン、「ハッピィブルー」のデイヴィッド・シュワイマー、「ラリー・フリント」のヤン・トリスカほか。