「シェルブールの雨傘」など数々の名作を生んだジャック・ドゥミ監督の映画愛に溢れた少年時代を、ドゥミの妻アニエス・バルダ監督が愛情を込めて映画化。晩年の本人の姿や代表作の名場面を織り交ぜながら、ドゥミの創造の源となった幼い日々の思い出を優しいまなざしで描く。フランス西部の港町ナントで暮らす8歳の少年ジャコは、自動車修理工場を営む父と髪結いの母のもとで幸せな毎日を過ごしていた。ある日、ジャコは友人から映写機を借りたことをきっかけに、映画づくりに熱中するようになっていく。