身体の一部が他人と異なる人々に降りかかる冷たい現実や世間との距離感を、ピンクとパープルのパステルカラーで彩ったファンタジックな映像で描いた異色のダークコメディ。両目を持たずに生まれたラウラは、子どもの頃から娼館で客の相手をさせられている。口と肛門の位置が逆転しているサマンサは、レストランで店員に笑われ、路上ではチンピラに絡まれてしまう。一方、自分の足の存在に違和感を抱くクリスティアンは、足を切断しようと道路に横たわる。出演は「ネスト」のマカレナ・ゴメス、「オール・アバウト・マイ・マザー」のカンデラ・ペニャ、「シングルマン」のジョン・コルタジャレナ。監督は、本作で長編デビューを果たしたスペインの新鋭エドゥアルド・カサノバ。