大学病院の精神科で治療を受ける記憶喪失の青年の幻想を描く。夢野久作原作の同名小説の映画化で、脚本は「十六歳の戦争」の松本俊夫と「カポネ大いに泣く」の大和屋竺が共同で執筆。監督は同作の松本、撮影は「疵」の鈴木達夫がそれぞれ担当。