短編映画「珈琲とミルク」でPFFアワード3冠を受賞した熊坂出監督が長編映画に初挑戦し、2008年ベルリン国際映画祭で最優秀新人賞に輝いたハートフル・ドラマ。亡き夫が遺したラブホテルを営んでいる孤独な女性・艶子と、ラブホテルの屋上にある小さな公園に集まった世代や境遇の異なる女性たちとの心の交流を生き生きと描き出す。女優としても活躍するシンガー・ソングライターのりりィが、圧倒的な存在感で主人公・艶子を演じる。