作家を目指してパリに渡り映画に目覚めて帰国したジャームッシュ監督が、ニューヨーク大学映画学科の卒業制作として完成した初の長編。社会に適応できない高校生アリーは、パンクを気取ってリリカルに鬱屈した日々を送っている。あきれ顔のガールフレンドにも愛想をつかされ、徘徊する夜の街角でひとりのサックス吹きに出会うアリー。旅立ちの時が迫っていた……。