厳しすぎる労働条件に限界を感じて労働組合に助けを求めた男性が“フツーの仕事”を手に入れるまでの闘いを追い、現代社会の闇を浮き彫りにしたドキュメンタリー。1カ月の労働時間は最長552時間、その一方で賃金が引き下げられるという過酷な労働状況に身を置くセメント輸送運転手の皆倉信和は、すがるような気持ちで労働組合に加入する。そんな彼を待ち受けていたのは、組合脱退を求める会社からの執拗な脅迫だった。