失われつつある音楽・民謡をもう1度“民の歌”としてよみがらせるべくダンスミュージックとの融合を試みるバンド「民謡クルセイダーズ」に密着したドキュメンタリー。 東京・福生を拠点に活動し、日本各地の民謡にラテンやアフロビートをミックスして独自のアレンジを加えたサウンドで日本のみならず海外からも注目を集める民謡クルセイダーズ。2017年に発表した1stアルバム「エコーズ・オブ・ジャパン」はミュージシャンのライ・クーダーらに激賞され、19年にはワールドツアーを敢行した。 17年に彼らのライブを見て衝撃を受けたという森脇由二監督が、5年間にわたってその活動に密着。ワールドツアーにも同行し、彼らが民謡を再構築して現代のオーディエンスに“民謡を取り戻す”過程を映し出す。さらに元ちとせや久保田麻琴らミュージシャンや評論家へのインタビューを通して「民謡とは何か」を考える。