フランスで50年以上にわたって愛され続ける児童書「プチ・ニコラ」を初めてアニメーション映画化。親友同士でもある原作者2人の波乱に満ちた人生に「プチ・ニコラ」の物語を交え、ノスタルジーと創作の喜びに満ちた作品として描き出す。 パリの街にある小さなアトリエ。イラストレーターのジャン=ジャック・サンペと作家のルネ・ゴシニは、ニコラという少年のキャラクターに命を吹き込んでいた。いたずら好きなニコラがクラスメイトたちと織り成す愉快な日々を描きながら、サンペは自分が得られなかった幸せな少年時代を追体験していく。一方、物語に最高の楽しさを与えるゴシニも、ある悲劇を胸に秘めていた。ニコラの存在は、そんな2人を固い絆で結びつけていく。 原作のイラストレーターであるサンペがグラフィッククリエイターとして参加。2022年アヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞にあたるクリスタル賞を受賞した。