フランスの国民的作家マルセル・パニョルの自伝的小説「少年時代」3部作を映画化した「マルセルの夏」の続編で、「プロヴァンス物語」2部作の第2作。再び休暇が訪れプロバンスの丘に戻ってきたマルセルは、そこで初恋とほろ苦い別れを体験する。やがて一家は、母の計らいにより毎週末をラ・トレーユ村の丘で過ごすことに。その場所は駅から遥かに遠く、一家は父の教え子の助けもあっていくつかの屋敷の庭先を抜けて近道をするが、屋敷の管理人に見つかり母は卒倒してしまう。時が経ち、大人になって成功を収めたマルセルはお城を買うが……。「わんぱく戦争」のイブ・ロベール監督が前作に続いてメガホンをとった。2018年、デジタルリマスター4K版で2部作同時にリバイバル公開。