プッチーニ作曲の傑作オペラ「ラ・ボエーム」をミュージカルとして映画化した青春群像劇。舞台を1830年代パリから現代のニューヨークに移し、さまざまな生きづらさを抱えながらも前を向いて懸命に生きる若き芸術家たちの恋と青春を、独創的な映像美で情感豊かに描き出す。 パンデミックで閑散とした真冬のニューヨーク。画家のマルチェッロ、詩人のロドルフォら4人のアーティストが、屋根裏部屋で寒さに耐えながらその日暮らしの生活を送っている。大みそか、1人で部屋に残っていたロドルフォは、火を借りに来た隣人ミミと瞬く間に恋に落ちる。一方、マルチェッロは新年パーティで元恋人ムゼッタと偶然にも再会し、かつての愛を再燃させる。 気鋭のオペラ演出家レイン・レトマーが長編映画初メガホンをとり、キャストにはアジア系を中心とする現役オペラシンガーたちを起用した。