ワイルド・イースト

ワイルド・イースト, 1995

9.0 1995.04.29上映
カザフスタン プロット 00分
監督自らが“最後のソビエト映画”と称する、西部劇風の近未来アクション。映画は20世紀末、文明が滅び、砂漠に楽園を創造することを夢見る小人の一団と、彼らの前に現れたオートバイ軍団の戦いの描写を通して、旧ソ連の現状を投影している。「七人の侍」などの過去のアクション映画、さらにはパンクなど西欧のサブ・カルチャーをも視野に入れた作風が特色。監督のラシド・ヌグマノフは旧ソ連カザフスタン出身で、前作「僕の無事を祈ってくれ」で、旧ソ連において500万人の観客動員を果たし、諸外国でも高い評価を得、カザフ映画製作者協会会長に選ばれた。この作品では制作者、脚本も兼ねている。撮影のムラート・ヌグマノフは「僕の無事を祈ってくれ」も手がけたが、ラシド監督の兄弟でもあり、又この作品の共同プロデューサーでもある。音楽はアレクサンダー・アクシュノフで作品の中に出演者として顔を見せてもいる。出演はコンスタンチン・ヒョードロフ、ザーナ・イシナ、ゲナディ・シャツノフほか。撮影はキルギスタンで行われた。