世界各地の原発から出る“核のごみ”の処分場を巡る問題に迫ったドキュメンタリー。この60年間に蓄積された高レベル放射性廃棄物は、世界で35万トン以上にも及ぶ。それらは数万年にわたって安全な場所に保管する必要があるが、その施設が十分に整備されないまま、廃棄物は世界中で増え続けている。イギリス出身・スイス在住の核物理学者で、廃棄物貯蔵問題専門家としても高名なチャールズ・マッコンビーが、アメリカのユッカマウンテン、イギリスのセラフィールド、中国のゴビ砂漠、青森県六ヶ所村、スウェーデン、スイスなど各国の最終処分場や候補地を巡り、この問題に真正面から向き合う姿を追う。監督はスイス出身のドキュメンタリー監督エドガー・ハーゲン。