アントン・チェーホフの短篇小説『犬をつれた奥さん』をヨゼフ・ヘイフイツが脚色・監督した、チェーホフ生誕百年を記念して製作された文芸もの。撮影は「イワン雷帝(1946)」のアンドレイ・モスクヴィン、音楽はナジェジダ・シモニャンが担当した。出演は「戦と貞操」のアレクセイ・バターロフ、新人イーヤ・サビーナほか。一九六〇年カンヌ映画祭特別参加賞受賞。