一九四二年から四三年始め約二〇〇日に渡って戦われた独ソのスターリングラード攻防戦を描く。この第二次世界大戦の運命を決定した大会戦におけるドイツ軍と同盟国軍の人的損害は八十万人に達し、ソ連軍の破壊または捕獲した戦車は二千台、砲一万門以上、自動車七万台、飛行機二千台にのぼったといわれている。監督は新人のガブリール・エギアザーロフ、スターリングラード攻防戦のハイライトの一つ、ムィシュコワ河の激戦を描いたユーリー・ボンダリョフの小説「熱い雪」をボンダレフ、エフゲニー・グリゴーリェフ、ガブリール・エギアザーロフが共同で脚本化、撮影はフョードル・ドブロヌラーボフ、音楽はアルフレード・シニートケが各々担当。出演はゲオルギー・ジェノフ、アナトリー・クズネツォフ、ニコライ・エリョーメンコ、ボリス・トカレフ、ユーリー・ナザーロフ、タマーラ・シデリニコワなど。