新型コロナウイルス感染症拡大防止に重要な役割を担う保健所に密着したドキュメンタリー。「風の舞 闇を拓く光の詩」など多くのドキュメンタリー作品を手がけてきた宮崎信恵監督が、2020年初夏から2021年3月までの約10カ月間にわたり東京・中野区保健所を取材。感染者が急増し、新型コロナウイルス感染症の収束の見通しもつかない中、コールセンターの電話は途切れることなく鳴り続ける。さらに医療機関のひっ迫も追い打ちをかけ、入院が必要な患者の自宅療養者数は増加していく。入院調整は東京都が一括して行い、保健所では伝手を頼って入院先を探す日々が続くが、それでも全員が入院できるとは限らない。ようやくベッドが確保できたときには、所内に歓声が上がる。公衆衛生の最前線で奮闘する保健師や保健所職員たちの葛藤や苦悩をとらえ、保健所の役割と課題を見つめ直す。
導演演員