俳優としての活動のほか、「不完全世界」「アンゴウ」などイのンディーズ映画も手がけている古本恭一が描く近未来ディストピアサバイバル。「不完全世界」でも古本監督とタッグを組んだ水津亜子と新宮明日香が主演を務める。すべての国民がAからDの5階級に振り分けられる国家保護法が施行された2057年。「東秩父女子D山荘」では、Dクラスの女性8人が共同生活を送っている。彼女たちの腕にはマイナンバーコードが刻まれ、Dクラスのコードでは敷地の外に出ることができない。そこにBクラスの男が侵入してきたことで、彼女たちの間に不協和音が生じはじめる。やがて女性のひとりが謎の死を遂げ、続けてひとりが行方不明になる。「Dクラスはみんな殺される」という噂も広まり、次々と起こる事件が彼女たちを追い詰めていく。