2018年、豪雨のため洞窟に取り残されたタイのサッカーチームの少年たちが奇跡的に助け出され、全世界でニュースになった救出劇を映画化。タイ・チェンライの洞窟に立ち寄った少年サッカーチームの12人とコーチが、豪雨による浸水で洞窟の奥深くに取り残された。彼らが洞窟の入口から4キロも離れた地点でようやく発見されたのは遭難から9日後のことだった。しかし、救出に向かうための洞窟内は数カ所が完全に水没し、穴の大きさも人がやっと1人通れる程度の狭さで、救出作業は困難を極める状況だった。やがて少年たちの命に危機が迫る状況の中、世界中から集まったケイブ・ダイバー(洞窟潜水士)たちによる救出劇が始まるが……。監督はタイ・バンコク出身のイギリス人監督トム・ウォーラー。