「にがい米」のジュゼッペ・デ・サンティスが監督する彼の第三作で一九五〇年作品。彼と「にがい米」のジャンニ・プッチーニが物語を書卸し、この二人にリベロ・デ・リベロ、カルロ・リッツァーニが加わって脚本を書いた。撮影はピエロ・ポルタルーピ(「恋愛前奏曲」)、音楽は「にがい米」のゴッフレード・ペトラッシの担当。「嘆きのテレーズ」のラフ・ヴァローネに、日本初見参のルチア・ボゼーが主演し、「にがい米」のマリア・グラツィア・フランチャと「荒野の抱擁」のフォルコ・ルリらが共演する。