日系アメリカ人のスティーブン・オカザキ監督が、原爆投下から60年を経た2005年の広島の姿を綴ったドキュメンタリー。「はだしのゲン」の作者として知られる中沢啓治や、原爆で亡くなった人々のボタンを河原で拾い続ける佐伯敏子、さらに母胎内で被爆した原爆小頭症患者たちを紹介する一方、原爆の記憶が風化しつつある広島の現状を映し出す。2005年度のアカデミー賞では短編ドキュメンタリー部門にノミネートされた。