「乃木坂46」の岩本蓮加と名優・宝田明が主演を務め、「桜の季節」と「終活」をテーマに描いたヒューマンドラマ。終活アドバイザーのアルバイトをしている不登校の女子高生・吉岡咲。一緒に働く老紳士・柴田敬三とともに、様々な境遇に置かれた人たちに寄り添いながら彼らの終活を手伝う日々を過ごしていた。一方、咲の担任だった南雲は生徒からのイジメが原因で教師を辞め、自暴自棄になっていた。咲はひきこもり生活を送る南雲の様子を見に、たびたび彼女の自宅を訪れる一方で、イジメの張本人である女子生徒に自分の気持ちをぶつける。自身も不登校で行き場を求めている咲に、敬三は病気の妻とかつて一緒に見た桜の下での思い出を語る。敬三夫婦を励ますため桜の木を探しに出かけた咲は、ある真実にたどり着く。監督は、2017年の短編作品「サイレン」が国内外の映画祭で注目を集めた三宅伸行。