田舎の小学校に、青年教師のターニェンが赴任してくる。生徒たちとのふれあい、自然破壊をする村人への怒り、子供の家出や恋人との悶着など、日々の出来事を通して、ターニェンはやがて村の風景の一部になっていく……。ターニェンを演じるのは当時のアイドル歌手ケニー・ビー。ホウ・シャオシエンは監督デビューからこの作品まで低予算のアイドル映画を手がけたが、ロケ地の田園風景と子供たちとの交流の中で、人物が自然に溶け込む彼独特の作風が生まれた。