四肢軟骨無形成症の青年・池田英彦の初監督、初主演作で、障害を持った者のリアルな性愛を生々しく描き、彼の遺作となった異色ドラマ。四肢軟骨無形成症で身長100センチのイケダ。スキルス性胃がんステージ4の宣告を受けたイケダは生きているうちにたくさんセックスしたいと考え、その過程でカメラを回し始める。カメラを回す楽しみを覚えたイケダはある企みを思いつく。それは「僕の本当の姿を映画にして、見せつけてやる」ことだった。イケダは20年来の親友である脚本家の真野勝成を巻き込み、虚実入り乱れた映画の撮影をスタートさせる。イケダは2015年10月に闘病の末に他界。池田の意思を受け継ぎ、映画を完成させたのは、彼の親友で「デスノート Light up the NEW world」、ドラマ「相棒」などの脚本家・真野勝成。編集を「ナイトクルージング」「マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画」などの監督作がある佐々木誠が手がけた。