万事快調

万事快調, 1996

6.5 1996.07.20上映
フランス・イタリア合作 フランス語 プロット 95分
ヌーヴェルヴァーグの旗手ジャン=リュック・ゴダールと、政治映画作家でゴダールにとって毛沢東主義の師でもあるジャン=ピエール・ゴランが、映画形式において新しい政治性を追求した革新的な政治映画。主役には政治的戦略として国際的なスターを起用し、「恐怖の報酬」「Z」などのイヴ・モンタンと、「バーバレラ」「ジュリア」のジェーン・フォンダ。共演は「地下鉄のザジ」のヴィットリオ・カプリオーリ、当時のゴダール夫人だが本作の後まもなく別れたアンヌ・ヴィアゼムスキーほか。ゴーモンとパテという大映画会社の出資で製作した本作でゴダールは久々に劇場用映画に復帰したが、この映画で出会った新しいパートナーのアンヌ=マリー・ミエヴィルとともに再び映画を離れ、ビデオに新しい表現領域を模索、その後79年の「勝手に逃げろ/人生」まで劇場用映画を撮っていない。