宗教家・大川隆法の企画による長編映画で、心理カウンセラーとアシスタントの女子大生が、人々の見る不思議な夢や心霊現象から、隠された真相を解き明かしていく姿を描く。女子大生の上野葵は、大学で心理カウンセラー・神山圭治の特別講演「夢とは何か」を聴講する。神山は「日本刀で人を刺した夢」を見たという学生・山内楓の夢の謎を解くため、心霊現象を霊能力によって分析する「リーディング」を行う。神山は、侍として討ち入りを果たした楓の前世を見るが、同時に葵にもその侍の姿が見えてしまう。これまでにもたびたび金縛りなどに悩んでいた葵は、その心霊現象の真相を探りたいと、神山のアシスタントになることを申し出る。神山のもとで、さまざまな恐怖体験や不思議な現象に見舞われた相談者のカウンセリングに立ち会っていく葵。それらは、いずれも自分が死んだことがわからずに地上で迷い続ける霊たちの、恐ろしくも切ない異世界からのシグナルだった。