「がんと生きる 言葉の処方箋」の野澤和之監督が、音楽と認知症をテーマに描いたドキュメンタリー。 今後さらなる超高齢社会に突入すると言われる日本では、認知症の患者が増加する中で、特効薬のない認知症とどのように付きあって生きていくのかが問われている。本作では、まだあまり知られていない音楽療法にスポットを当て、名古屋の病院で働く2人の音楽療法士を取材。彼らは音楽によって認知症の人々の心を和ませ、患者本人のみならず周囲の人々も幸せにしていく。 うどん店を営んでいた夫婦、脳梗塞で半身麻痺になった女性、認知症高齢者グループホームで療養する男性など、それぞれの病状や人生を鑑みながら適切な音楽療法を施すことで、予想もしなかった効果がもたらされる姿を映し出す。
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