パリ・オペラ座バレエ団による公演を収録しスクリーンで上映する「パリ・オペラ座バレエ・シネマ 2020」の1作。同バレエ団の前芸術監督バンジャマン・ミルピエが、アメリカで活躍した偉大な振付家ジョージ・バランシンとジェローム・ロビンズに捧げた企画(2017年3月上演)を収録。ミルピエがパリ・オペラ座のために振付けた新作「クリア、ラウド、ブライト、フォワード」は、気鋭の作曲家ニコ・マーリーに音楽を委嘱した作品で、当時まだスジェだったレオノール・ボラックら若手ダンサーを多く起用。ミハイル・バリシニコフのためにロビンズが振付けた「作品19 ザ・ドリーマー」は、若い男性と空想のパートナーとの白昼夢をイメージした、2人のエトワールによる美しいバリエーション。バランシン振付による「テーマとヴァリエーション」は、ダンサーたちがチャイコフスキーの美しい音楽に乗って高度なテクニックを披露するクラシカルな名作。